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もしも世界が7日で創生されたのだとしたら、人類滅亡にかかる日数も知れている。
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宇宙人が地球に襲来して、平和な日常は瞬く間に壊されていった。 文章にすれば一行ほどの出来事だが、あらゆる戦争よりも、あらゆるウイルスよりも宇宙人がもたらした被害は甚大で、世界はかつてないほどの未曾有の事態に瀕していた。
「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な一歩である」1969年7月21日午前2時56分(日本時間21日午前11時56分)、アームストロング船長が初めて月の大地を踏みしめた時の言葉だ。視聴率65% 当時、多くの人たちが白黒テレビにかじりついて不鮮明な映像を視聴していたあの日が、人類が地球以外の天体に初めて立ったあの日が20世紀最大の出来事だとしたら──あれから半世紀以上経った今、現在進行形で起きている危機は人類にとって大きく後退する21世紀最大の出来事と言って過言ではない。 宇宙人だ。
宇宙人が現れたのだ。未確認飛行物体が空に出現したかと思えば、そこから多数の宇宙人が降りてきて街を襲った。まるでSF映画を見ているようだった。だが、映画と違って地球を救うヒーローはいくら待てども現れはしない。
世界中のあちこちに宇宙人が出現して、人類はパニック状態に。抵抗する間もなく、交渉の余地もなく、未知の科学技術を前に為す術もなく、降伏の道しかなく……瞬く間に地球は宇宙人によって侵略されてしまった。
宇宙人が地球に降り立ち、七日とかからず人類は壊滅した。 全滅の危機は免れたが、滅亡まであと一歩。この状況をアームストロング船長が見ていたら、なんて言うか。絶句していただろうな。
人気のない街は静かに滅びの時を待っている。 宇宙人たちは、地球の食べ物が口に合ったらしい。彼らが出現した区域はどこも、イナゴの大群が飛び去った後のように何も残ってはいない。すべてを食い散らかし、すべてを食い尽くした。
家を失い、糧を失い、人類は希望を失った。 『ドォーーーーーン!!!!』
雷が近くに落ちたかのような轟音と共に、スマホの画面が激しく揺れた。カメラが捉えたのは、山中に斜めに突き刺さる巨大なナニカだった。 あれは、アダムスキー型と呼ばれる円盤状の未確認飛行物体だ。超常現象の専門家がテレビで説明していたのを聞いたことがある。ドーナツの形をしたUFO──と言うより、ドーナツそのものに見える。両面をこんがり揚げ、たっぷりのチョコレートでコーティングして色とりどりのチョコスプレーをちりばめたドーナツは大きさだけが歪で、少し離れたこの場所からでもはっきりと視認できた。「奴らがここまでやって来た!」「見つかったら、もうお終いだ!」宇宙人の来襲から逃れるために、山奥まで逃げ込んだっていうのに……。再び襲いかかる抗えない恐怖に皆が怯えている。我々からこれ以上、何を奪おうと言うのか。 巨大な飛行物体は機体から大きな煙を吐いていた。何らかのトラブルが遭って、墜落したのだろうか。煙の向こう側には、小さな影がいくつか揺らめいている。
中から現れたのは、モコモコした三つ目のクマの宇宙人だった。